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その起源は意外に古く、紀元前 3世紀には中国で存在していたと言われている。日本に伝来したのは六・七世紀ごろ。当時の壁画に、団扇と思しきものを持つ人物が描かれている。その時代は、現在のように暑さを凌ぎ涼をとる道具としてだけでなく、貴族が顔を隠すための翳(かざし)としても用いられていた。
また虫を追い払うという実用的な行為が、邪気や悪霊を打ち払う魔除けに通ずるとして、儀礼的な側面も強く併せもっていたのである。そして今日のうちわのルーツは、中国月扇、朝鮮団扇、南方系葉扇の3系統。16・7世紀頃には、現在のような、紙と竹を材料にする団扇の基本形が生まれ、その後日本各地で技巧的にも凝った華やかなものが作られるに至ったのである。
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