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店内に整然と並ぶ食器の約8割は京焼き、それもそのほとんどがプロの料理人が使うもの。いったいプロが使う食器と一般家庭で使うものとにはどんな差があるのだろう? 普通、一般の人が食器を購入するとき、形や色柄など自分の好みにあった食器を選ぶことが多い。ところが料理人は、自分の好みだけでは器を選ばない。自分の作る料理が映える器をまず選ぶ。もちろん多少は料理人の好みも入るが、料理を盛りつけてみて、一番美しくおいしそうに見える器を選ぶのだ。たとえば料理を盛る真ん中の部分は白い皿や鉢が多い。
「つまり、料理を主役にできる器がうちにはあるということです」と専務取締役の井原道夫さん。窯元から見本として上がってきたものをそのまま仕入れることはないから、商品のほとんどがオリジナルになる。いかに料理をひきたてられるかに苦心し、色やデザインを指定するのも楽しいことのひとつだという。
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