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社寺建築、公共土木工事に加え、近年は墓石や一般建築にも注力。多方面にわたって積み重ねられた実績の陰には、それを支える厚い職人層の力がある。ひとくちに石工といってもその幅は広い。先輩職人について現場を回り、 5年ほど下積みを経てやっと職人としてのスタートラインに立つことができるが、現場によって必要な技術や能力は異なるという。
たとえば、建築では図面にあわせてミリ単位で正確に仕上げなければならないが、寺の参道や庭の飛び石などの場合は、逆に直感的な感覚でハツル方がかえって趣のある仕上がりになることが多いとか。緻密な技術とセンス、そして現場での判断力と応用力。芳村石材店の職人は、数々の現場をこなしながらこうした総合力を養ったうえで、各人の適性にもっともあった現場で、スペシャリストとしてその真価を発揮している。長い年月に耐える技を継承していく誇りを胸に、ごつごつとした石がパーツとなって一つの形を成していく喜びを味わいながら…。
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